異業種からIT業界への転身の動向

異業種からIT業界への転身の動向

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業種別に見た転職先の動向

転職をするならば、できるだけそれまでの経験を活かしてステップアップしたいと多くの人は考えています。しかし、実際には転職の際に異業種を選ぶという人も少なくありません。サービス業や小売業、商社、流通、IT、金融など、その他にも様々な業種がありますが、中でも転職の際に異業種を選ぶことが多いとされているのが、商社、流通業、小売、外食業、メディアなどの業種です。
しかし、異業種への転職であっても、前職と何らかの関係があり、経験や知識を活かせる職業に就いている場合もあります。例えば、数々の商材を扱う商社からの転職の場合、詳しい知識を持つ商材に関係があるメーカーでの営業職を選択していることも多く、異業種ではありますが商材と共通部分があるので全く未知の世界への転職ではありません。
一方で小売業の場合、その転職先は幅広い分野に及んでいて、ITや不動産、医療など専門職となる業種へ進むケースも多く見られています。

専門職はキャリアアップしやすい

専門的知識が必要になる技術系の仕事は様々な業種内に存在しています。例えばIT系であれば、システムエンジニアやプログラマー、インフラエンジニアなどのように高い専門性と技術力を必要とする職種がありますが、これらの専門職は経験が多ければ多いほど技術者としての価値も高くなるので、転職先でさらに高い報酬を得られる可能性が高まります。
そのようなこともあって、IT系エンジニアのように元々専門技術が必要になる職種だった人が転職をする際には同業種を選択するケースが多いというのも理解できます。

未経験の仕事と年齢の関係

若いうちに転職をする人の多くは、最初の業種とは全く異なる方面へ進む人が多いのですが、年齢が上になるほど前職と同じ業種への転職が多いという実態もあります。それだけを見ると未経験の職に就けるのは若いうちだけだと考えてしまいますが、転職先を選択する背景についてよく見てみると、年齢が上だから未経験の仕事を選べないのではなく、経験を積めば積むほどそれをなるべく活かした仕事に転職した方が条件的に有利だと考えられている面があるからだということがわかってきます。
確かに、経験者の方が即戦力になるので企業にとっては好都合な部分はありますが、未経験からの転職でも、報酬アップにつながっているケースは数多くあります。特に技術職などの場合、経験者を待っていてはなかなか人が集まらないため、未経験から採用して最初から育成していくという方針をとる企業もたくさんあります。
一度専門技術を必要とする世界で働くようになれば、その先のキャリアアップのチャンスはさらに広がっていくので、思い切って未経験の業種にチャレンジしてみる価値は決して小さくないのです。

全く知識がないならまずはチェック

  • 事前にエンジニア適性を見極めておく

    どんな仕事にも適性、つまり「向き不向き」というものがあります。インフラエンジニアももちろん例外ではありません。事前にエンジニアとしての適性を自分でチェックしてみることをおすすめします。IT系エンジニアというと理系の仕事という印象があるようですが、そんなことはありません。現役エンジニアの中には文系出身者が多数活躍しています。性格的な部分でいえば、オールマイティタイプの人、悪くいえば「飽きっぽい人」には向いていないかもしれません。何かひとつのことを追求するタイプの人にはエンジニア気質と言えるでしょう。

  • IT業界の有効求人倍率の動向

    人手不足はIT業界全体が抱える大きな課題です。当サイトでフォーカスしているインフラエンジニアはもちろんですが、プログラマやシステムエンジニア、プロジェクトマネージャなどあらゆる職種で人手が足りていないのが現状です。アベノミクスによる景気回復の波と比例するかのようにIT業界の有効求人倍率も上がり続けています。そのため、未経験者も積極的に採用し、研修制度によってエンジニアとしてしっかり育成するという企業がますます増えてきています。

  • 異業種からIT業界への転身の動向

    インフラエンジニアのような専門知識とスキルを必要とする技術職は、キャリアアップしやすいという特徴があります。実務経験などの経験値がエンジニアの価値として評価され、業界内での転職などでも収入アップしやすいという傾向があります。一方、IT業界は様々な業種の知識やノウハウを要する業界でもあり、かつ慢性的な人材不足も抱えていますから他業界での業務経験も歓迎されるという側面を持っています。終身雇用の文化が崩壊した現代の日本社会では、転職はキャリアアップのための手段となっているのです。