インフラエンジニアの需要動向

インフラエンジニアの需要動向

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通信インフラの重要性

インフラエンジニアとは、ネットワーク機器を専門に取り扱うことを主な仕事としているIT技術職です。システムエンジニアやプログラマーのように、システムの内容などソフト面を中心とした業務に対して、ハード面を担当するのがインフラエンジニアなのです。IT職の中ではシステムエンジニアやプログラマーに比べるとあまり目立たない印象のあるインフラエンジニアですが、通信インフラ整備ができる人がいなかったら企業における複雑なネットワークシステムを運用していくことは不可能とも言えるほど、重要な役割を担っています。
インターネットが普及し始めた頃は大企業を中心としてインフラ整備が進んでいきましたが、今では中小企業や個人でもネットワーク環境があって当たり前の環境になっていますから、何か問題が起きた時に速やかに対処できる知識と技術のあるエンジニアの需要は高くなっています。
特に企業における通信インフラは、ひと度トラブルが発生してしまうと、業務全体に甚大な被害が及んでしまう可能性があります。例えば公共交通機関のネットワークインフラに何かのトラブルが起こってしまうと、交通はあっという間に麻痺してしまい、多くの人々が足止めされてしまいます。そうすると、それぞれの仕事にも大きな支障が発生し、大きな損害の連鎖が生まれてしまうかもしれません。
通信インフラは、たったひとつのトラブルが起こるだけでも全てのサービスや機能がストップしてしまう危険があるので、定期的な点検や保守活動が欠かせない分野なのです。

企業に常駐するインフラエンジニアは不可欠

大企業のように扱うネットワーク環境の規模が大きければ大きいほど、トラブルが起こる可能性と起きた時の被害が大きくなる可能性は高くなります。そのため、何か起きてから問題を解決するのではなく、事前に問題を予測してそれを未然に防ぐためにインフラを整備する人員の確保は不可欠です。
また、企業の規模に関係なく、業務の多くの部分をネットワークシステムに頼っている企業であれば、インフラ関係のトラブルに対処できる人材を確保するというのは、リスクマネジメントの観点からも真剣に検討すべき問題と言えるでしょう。ITに関係する分野は専門知識と技術のない人がやたらと触ることができない部分なので、どうしても専門職の手が必要です。そのための人件費はもちろんかかりますが、何かの問題が発生してから生じる大きな損害を考えると、インフラエンジニアが常駐している方がはるかに安全で安心なのです。
ネットワークが欠かせない時代にあって、インフラエンジニアはこれからますます必要とされていくことは間違いありません。

全く知識がないならまずはチェック

  • 事前にエンジニア適性を見極めておく

    どんな仕事にも適性、つまり「向き不向き」というものがあります。インフラエンジニアももちろん例外ではありません。事前にエンジニアとしての適性を自分でチェックしてみることをおすすめします。IT系エンジニアというと理系の仕事という印象があるようですが、そんなことはありません。現役エンジニアの中には文系出身者が多数活躍しています。性格的な部分でいえば、オールマイティタイプの人、悪くいえば「飽きっぽい人」には向いていないかもしれません。何かひとつのことを追求するタイプの人にはエンジニア気質と言えるでしょう。

  • IT業界の有効求人倍率の動向

    人手不足はIT業界全体が抱える大きな課題です。当サイトでフォーカスしているインフラエンジニアはもちろんですが、プログラマやシステムエンジニア、プロジェクトマネージャなどあらゆる職種で人手が足りていないのが現状です。アベノミクスによる景気回復の波と比例するかのようにIT業界の有効求人倍率も上がり続けています。そのため、未経験者も積極的に採用し、研修制度によってエンジニアとしてしっかり育成するという企業がますます増えてきています。

  • 異業種からIT業界への転身の動向

    インフラエンジニアのような専門知識とスキルを必要とする技術職は、キャリアアップしやすいという特徴があります。実務経験などの経験値がエンジニアの価値として評価され、業界内での転職などでも収入アップしやすいという傾向があります。一方、IT業界は様々な業種の知識やノウハウを要する業界でもあり、かつ慢性的な人材不足も抱えていますから他業界での業務経験も歓迎されるという側面を持っています。終身雇用の文化が崩壊した現代の日本社会では、転職はキャリアアップのための手段となっているのです。